中国、60万キロワット超臨界ユニット
国産化プロジェクトが始動

         


 華能沁北発電所第2号ユニット12月13日、168時間の試運転を経て、発電を始めた。これで、中国の60万キロワット超臨界石炭火力発電ユニットの国産化プロジェクトである華能沁北発電所の第一期工事がほぼ完工することになり、これは中国における発電設備の製造と電力工業の設備レベルが新たな段階に入ったことを示すものである。

 関係者の話によると、この発電ユニットは稼動してから168時間の試運転を終えるまで、わずか35日間しかかからず、先に発電に入った第1号ユニットに比べて20日間短縮し、契約工期より4カ月前倒して完工した。このようなケースは全国でも非常に稀である。

 河南省済源市五竜口鎮に位置する華能沁北発電所第一期工事は国の重要プロジェクトで、第一期工事では国産60万キロワット超臨界ユニット2基を据付し、計画発電容量は360万キロワットで、中国華能グループ公司、河南省建設投資総公司、済源市建設投資公司などが出資・建設し、第一期工事の投資総額は約50億元で、現在、華中地区において一つの発電ユニットとしては発電容量が最も大きい火力発電所となっている。

 専門家たちは、このプロジェクトの完工と稼動開始は中国の重要設備の国産化レベルの向上、電力工業の構造改革を促し、中部及び西部地区の開発を加速する上では重要な意義を持つものであると見ている。

                         「チャイナネット」 2004/12/16