中国、外資利用の質の向上に力を入れる

         


 中国対外貿易担当の呉儀副総理は14日、北京で、「国内の産業構造のグレードアップと自主開発力の向上を促進するため、中国は今後、外資利用の質を向上させることに力を入れる」と述べた。

 これは、呉儀副総理が国家レベル経済技術開発区活動会議で述べたもので、呉儀副総理は、「この目的を実現するために、中国は多国籍企業が中国で研究開発センターを設立することや外国企業がハイテク産業と付加価値の高いサービス業に投資することを奨励する」と述べた。

 最新の統計によると、今年1月から11月までの11カ月間、中国の外資実際利用額は575億ドルに達しており、去年同期に比べて2割以上増加した。これによって、外商が今年実際に中国に投資した金額は600億ドルを超える可能性がある。

 別の報道によると、11月末までに、全国ではすでに合計外商投資企業50万社あまりが設立を認可された。

 新華社はこれについて、「WTO・世界貿易機関に加盟して以来、中国の投資環境は絶えず改善され、外商の中国への投資は急速に増えており、2002年と2003年の実際年間投資額は2年連続して500億ドルを超えた」と報道している。

                              「CRI」より 2004/12/16