王毅駐日大使、日本の李登輝ビザ発給方針に申入れ

         


 王毅・駐日中国大使は16日午後、日本外務省の竹内行夫事務次官と会見し、日本政府が台湾の李登輝に観光ビザの発給を認める方針を固めたことについて、厳重な申し入れを行った。

 王大使は、「李登輝は『台湾独立』勢力の代表人物であり、両岸(中国大陸部と台湾)関係および地域の安定の破壊者だ。日本政府は一方では『一つの中国』の立場を堅持すると公言し、一方では中国を分裂させる急先鋒のために『ゴーサイン』を出し、言行の不一致と自己矛盾が見られる。中国側はこれを受け入れることができない。断固とした反対を表明する」と述べた。

 王大使は、「中日関係の改善には双方が努力することが必要。日本側が一途に難題を造り出し、問題を引き起こすならば、必ずその行動の結果を自らが受けることになるだろう」と述べた。

                      「人民網日本語版」 2004年12月17日