胡錦涛国家主席、「パキスタンとの
全面的協力パートナーシップを発展させていく」と表明

         


 胡錦涛国家主席は16日北京で、パキスタンのアジズ首相と会見した際、「中国は、パキスタンとの友好関係を絶えず深め、双方の全面的協力パートナーシップを断固として発展させていく」と表明した。

 胡錦涛国家主席はまた、「新しい世紀に入って以来、中国とパキスタンとの関係は前進しており、双方は各分野の協力で著しい成果を収めており、中国はこれに満足している。双方は協力における潜在力をさらに掘り起こし、協力分野を拡大し、協力レベルを高め、両国関係の内容を充実させ、両国関係の基盤を固めなければならない」と述べた。

 これに対しアジズ首相は、世界平和の維持や共同の発展促進で中国が果たした役割を高く評価し、また、中国がパキスタンに支持と援助を提供してきたことに感謝の意を示したあと、「パキスタンは中国と共に努力し、両国の友好協力関係を全面的に発展させていきたい」と述べた。

 胡錦涛国家主席はさらに、テロ取り締り問題に触れ、「中国政府は如何なる形によるテロリズムにも反対し、パキスタン国内の中国人と中国機構の安全確保でパキスタン側が取った措置を賞賛する。中国は、パキスタンと共にテロ取締りでの協力を強化し、地域的なテロリズム、分裂主義と過激主義の取締りに力を尽くしていく」と語った。

 これに対しアジズ首相は、「パキスタンと中国両国は、テロ取締りで良好な協力を行っている。パキスタンは、如何なる者によるパキスタンでの他国を対象とするテロ活動の策動を決して許さない」と述べた。

                             「CRI」より 2004/12/17