ロシア外務省のヤコベンコ報道官は18日、中国全国人民代表大会（全人代）常務委員会が「反分裂国家法（国家分裂反対法）」草案を審議することについて談話を発表した。談話の主な内容は次のとおり。

　ロシアと中国が2001年7月16日に締結した「ロ中善隣友好協力条約」の規定により、ロシアは中国が国家統一と領土保全に関わる問題をめぐる政策を支持する。台湾問題については、ロシアは世界にただ一つの中国しかなく、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法的政府であり、台湾は中国の不可分の一部分と考える。ロシアはあらゆる形での台湾独立に反対し、「二つの中国」や「一つの中国、一つの台湾」は受け入れることができない。ロシアは、中国が台湾問題の平和的解決のために行う努力を一貫して支持する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「人民網日本語版」　2004年12月22日