高速道路が中国の最貧困地区で相次いで開通

         


 伝えられるところによると、 西部地区のインフラ整備の加速に伴い、高速道路がじわりじわりと甘粛省定西市と寧夏回族自治区の西海固地区に伸びつつある。日増しに伸びる道路は、これらの中国で最も貧しい地域が貧困から脱却して豊かになる「快速列車」にいち早く乗り込むうえで積極的な役割を果たしている。

 2002年10月、定西市巉口鎮と蘭州市の柳溝河鎮間の高速道路が開通した。これは定西市域内で最初の高速道路である。今年12月末には、二本目の高速道路である蘭州市―臨?市間の高速道路が開通することになっている。同じく貧困地域である寧夏回族自治区の西海固地区では、銀川市から呉忠市の塩池県に通じる高速道路がすでに2年前に開通しており、銀川市―武漢市間の西海固地区を185キロにわたって貫く高速道路工事も急ピーチで進められている。

 ここ数年、西部大開発の推進につれ、大量の資金が定西市と西海固地区の交通などのインフラ整備に投じられ、この二つの地区では道路のガレートガ向上し、総延長が大きく伸びている。現在、定西市と西海固地区では、高速道路プロジェクトの新規建設が進められ、また、着工を申請中のものもあり、一般のアスファルト道路も山の谷間にある農家の家の近くまで延び続けている。

 定西市を例にすれば、2003年末現在、市全域の道路総延長は2273キロを上回ることになり、2000余りの行政村に農機具が通れる道路がすべて開通しており、郷・鎮における通勤バス開通率は98.5%に達し、村役場の所在する村の通勤バス開通率は78.7%となっている。

                    「チャイナネット」 2004年12月23日