2005年の中国の流通業における10のホットスポット

         


 伝えられるところによると、 中国商業連合会専門家委員会は21日、予測報告を発表し、2005年の中国の流通業には、10のホットスポットが現れるとしている。

 この10のホットスポットは以下のとおり。

 1、多国籍小売業は中国で全面的な事業拡充期に突入する。

 2、中国本土の流通業は統合、再編の過渡的な発展期に入り、流通業の構造には大きな変化が生じる。

 3、国有流通企業の財産権制度の整備がだんだんと深化し、多様な社会流通システムが逐次形成されることになる。

 4、政府はさまざまなルートを通じて流通業の健全な発展を促し、流通市場の秩序を改善する。

 5、流通分野における食品安全に対する全面的な監督・管理システムの確立が加速する。

 6、小売業はメーカー、サプライヤーとの利益配分での協調的な姿勢をいっそう重視し、ウィン・ウィンの戦略をとることになる。

 7、国内の商品流通と外国貿易の一体化は経営、管理の2つの面で突破を実現する。

 8、都市化プロセスが加速し、都市流通業の発展が新たな歴史的時期に入る。

 9、中部・西部都市と中・小都市の流通業においては競争が激化する。

 10、流通分野における信用取引制度の整備が深化される。

 中国商業連合会の何済海会長は、この10のホットスポットから見ると、現在、工業資本と商業資本の融合が日増しに強化され、小売業あるいは卸売業がさらに大幅なコストダウンを図り、業績を高めるには、メーカーとよりいっそう協調し、意思疎通を行うことが効果的な手段であると指摘している。

                       「チャイナネット」 2004年12月24日