外交部、李登輝の訪日問題について、日本政府に強く抗議

         


 外交部の劉建超報道官は27日、台湾当局の前指導者である李登輝の訪日問題をについて、北京で談話を発表し、「日本政府は中国側が再三にわたって、厳正な申し入れと断固とした反対を行ったにもかかわらず、李登輝の訪日を受け入れる決定を下した。これに対し、中国側は強い不満を抱き、外交部は既にこのことについて日本政府に強く抗議した」と述べている。

 劉建超報道官はその際、「李登輝は台湾島内の急進派の台湾独立勢力の総代表で、国際社会では徹底したトラブルメーカーである。日本政府が李登輝の訪日を許したことは、台湾独立勢力への容認と支持であり、台湾独立勢力に再度にわたって出した、誤ったシグナルである。このことは、中日関係の政治的基盤をひどく損なった」と語った。

 劉建超報道官は更に、「中国側は、日本側に中日関係の大局を重んじ、効果的な措置を確実に講じて、これによる悪影響をなくすよう厳重に求める。中国側は事態の成り行きに目を離さず注目し、これに踏み込んだ反応を示す権利を有するものである」との意向を示した。

                        「CRI」より 2004/12/28