日本は戦争の残した問題を適切に処理すべき 外交部

         


 外交部の劉建超報道官は28日の記者会見で、第2次世界大戦について記者からの質問に答えた。

 ――来年は第2次世界大戦勝利60周年に当たる。しかし、戦争が残した問題、例えば強制労働、慰安婦、731部隊による細菌戦などの問題は未解決のままだ。第2次大戦勝利60周年を控え、中国側は日本側が問題解決のためにどのような措置をとるよう希望するか。

 第2次世界大戦は、世界の人民が世界平和を守り、世界発展を促進するために、戦争の発動者と戦った正義の戦争だ。別の側面から述べると、第2次大戦は戦争の発動者による、世界の正義や善良な人民に対する罪深い戦争でもあり、われわれはこれを厳しく非難する。来年は第2次世界大戦終戦60周年を控え、各国の人民はこの歴史を再考し、ここから教訓を吸収し、平和をいっそう大切にするだろう。

 日本の中国侵略戦争が残した、強制労働、化学兵器、慰安婦などの問題はいずれも、日本が中国侵略戦争の中で行った深刻な犯罪行為であり、日本側にはこれらの問題を適切に処理する責任がある。

                      「人民網日本語版」 2004年12月29日