来年 中ロ合同軍事演習でロシアが先端兵器を使用

         


 AP通信の関連報道によると、イワノフロシア国防相はこのほどクレムリンで、「2005年下半期に中国とロシアは中国の領土でこれまでにおける最大規模の合同軍事演習を行い、今回の軍事演習においてはロシアと中国の空軍と海軍を出動させることを明らかにした。

 プーチン・ロシア大統領が召集したロシア内閣会議の席で、イワノフ氏は「来年の中ロ合同軍事演習でロシア海軍の潜水艦、ひいてはロシアの戦略爆撃機を出動させる可能性もある」ことを明らかにした。これについて、同氏は「これは史上最初のことである。ロシアは来年下半期に中国と中国の領土で合同軍事演習を行うことに同意した。ロシアはそれほど多くの軍事要員を派遣しないが、大部分の先端兵器を投入する予定。ロシアの海軍と空軍および戦略爆撃機、潜水艦が様々な軍事演習の形で交流を繰り広げることになっている」と語った。

 その後、プーチン大統領が「今回の中ロ合同軍事演習で戦略爆撃機を出動させるのか」と質した際、同氏は「その可能性を除外することはない」と答えた。伝えられたところによると、12月初の訪中の際に中国との間で合同軍事演習について取り決めに調印したが、中央アジアのテロリズムへの共同の打撃を今回の演習の重点としている。

 AP通信によると、中ロ両国は数十年間対峙してきたが、ソ連の解体後、中国とロシアは戦略的パートナーシップを結び、両国の軍事分野での交流はいっそう盛んになっている。

                       「チャイナネット」 2004/12/30