中国の唐家セン国務委員は29日、エルサレムで「パレスチナとイスラエルの指導者と会見した際、中東問題に対する中国側の4つの見解と主張を双方にそれぞれ説明した」と表明した。
この4つの主張とは、その1は相互信頼を確立し、和平交渉を再開すること、その2は、中東和平案「ロードマップ」を実施し、独立したパレスチナ国家を建設すること、その3は中東の恒久的全面的な平和を積極的に求めると同時に、中東和平プロセスの重要な部分であるシリアとイスラエルおよびレバノンとイスラエルの交渉をできるだけ早く再開すること、その4は国際社会は平和促進に一段と力を入れ、パレスチナ選挙を保障し、パレスチナの経済再建を支持するために確実で、効果的な措置をとり、和平交渉の再開のための条件を作り、中国は国連、特に安保理がより大きな役割を果たすことを支持することである。
当日、唐家セン国務委員はイスラエルのシャローム外相と会談し、双方はともに、両国の関係を一段と推進していくことで合意に達した。
唐家セン国務委員は当日パレスチナとイスラエル地区での3日間にわたった訪問を終えて帰国した。
「CRI」より 2004/12/30
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