中国・ASEAN経済地区、新たな投資スポットに


 広西チワン族自治区南寧市郊外に位置する「中国・ASEAN経済地区」でこのほど、プロジェクト11項目の調印セレモニーが行われた。プロジェクトの投資総額は138億3840万元で、企業7社が同時に着工する。

 まもなく南寧市で開催予定の「中国・ASEAN博覧会」を控え、同市委員会と同市政府は、「中国・ASEAN経済地区」、「広東工業地区」、「中国・ASEAN国際商業貿易城」の建設を決定した。ASEAN各国やその他の国の企業による投資や、ASEANへの輸出を行う中国国内企業による工場建設を同自治区に引き付け、現地で加工・販売を行わせることで、全国に立脚点を置き、世界を目指した「終わりのない博覧会」の舞台を作り、博覧会やASEANに貢献することが狙いだ。

 規定によると、「中国・ASEAN経済地区」と「広東工業地区」の建設規模はまず30平方キロメートルが計画され、今後5〜10年後には80平方キロメートルに拡大される予定。「中国・ASEAN国際商業貿易城」の敷地面積は2.5平方キロメートルで、建設規模は120万平方メートル(床面積ベース)。南寧市委員会と同市政府は、この「2区1城」の建設計画の発表後、ASEAN各国や江蘇省・浙江省・福建省・広東省などの地域に何度もチームを派遣して企業誘致を行っている。中国内外から同経済地区の視察に訪れた企業は、今年に入ってからすでに300社を超える。

          「人民網日本語版」2004年9月13日