中国政府によるロシア北オセニア共和国への救援医療設備などが現地時間の12日、北オセニアのベスラン市に到着し、ロシア駐在中国大使館がこれら救援設備をロシア側に引き渡した。

　当日昼、30種類余りの医療器械と設備を載せたチャーター便がベスラン市に到着したあと、中国の楽玉成ロシア駐在公使と北オセニア政府の関係者がこれら救援設備の引渡し式に参加したが、楽玉成公使は席上、「中国側からのロシアへの救援物資提供は、中国の指導者が中露関係を高度に重視している現われであり、中国人民のロシア人民への深い感情がこもっている」と述べた。

　これに対し、北オセニア政府の関係者は、「中国政府と中国人民がロシアに示したのは、善意だけではなく、同志のような友情であり、ロシア人民は、これを大切にし、永久に忘れることはないだろう」と述べた。

　また、中国の紅十字会は、10万ドルの現金援助をロシア側に提供しており、更に中国側は、一部の負傷した児童を受け入れ、健康回復のための治療を行いたいと表明している。

　　　　　　　　　｢CRI｣より2004/09/13