唐家セン国務委員、中日間の問題の適切処理を強調


 唐家セン国務委員は12日北京で、2004年度中国企業サミット参加のため中国を訪れた日本の川口外相と会見し、「中日双方は、両国間に存在する問題を適切に処理すべきだ」地強調した。

 唐家セン国務委員は席上、中日関係に触れ、「当面の中日関係は重要な発展の時期にあり、双方は、両国の友好という大局を大切にし維持し、中日間の三つの政治的文書の原則に基づき、両国間に存在する問題、特に歴史問題と台湾問題を適切に処理し、両国関係の健全かつ安全な発展を促していくべきだ」と述べた。

 これに対し川口外相は、「歴史問題を正視し正しく処理していくことは、日中関係を発展させる上での政治的基盤である。日本側は、日中共同声明の原則を踏まえ、"二つの中国"や"一つの中国と一つの台湾"を認めず、この立場は変わっていくことはない」との姿勢を表明した。

         「CRI」より2004/09/13