「上海新天地」、「国家文化産業モデル基地」に選ばれる

 


 中国最初の「国家文化産業モデル基地」のリストがこのほど公表され、旧上海のユニークな「石庫門」建築文化の粋を保存しながら、現代的な要素をも取り入れた「上海新天地」が入選した。

 「石庫門」の建築様式は、建築分野における上海の歴史・文化のシンボルである。「上海新天地」は、百年の歴史を持つ石庫門様式の建築を改築したもので、外観はもとの建築様式と風格をそのまま保存しており、内部は、現代的なインテリアで一新されている。現代都市の人々の生活面でのニーズを満たしながらも、建築の歴史的な姿の保存にも成功したケースと言えよう。現在、世界10カ国・地域の会社がここでレストラン、レジャー施設などを開設しており、文化の建設が経済成長を牽引するモデルケースとなっている。

                          「チャイナネット」 2005年1月7日