「銀聯」カード、シンガポール、韓国、タイで利用可能に

 


 人民元銀行カードの「銀聯」カードは昨年香港、澳門(マカオ)で利用できるようになっており、今年は初めて本当の意味で国境を越えて、世界の他の国で使えるようになった。        

 中国銀聯株式有限会社によると、2005年1月10日から人民元銀行カードの「銀聯」カードを扱う業務が韓国、タイとシンガポールで打ち出され、中国の銀行が発行した「銀聯」マークがついている人民元銀行カードが、上述の三カ国の「銀聯」マークのあるATMと商店などのPOS端末で自由に利用できることになった。

 伝えられるところによると、「銀聯」カードを所持する人がタイの商店などで利用することが可能となり、韓国、シンガポールのATMで現金を引き出したり、商店などのPOS端末でショッピングの代金をカードで支払ったりすることが可能となった。

 人民元銀行カードの「銀聯」カードの海外での利用は、ショッピング、飲食、宿泊、交通、医療などの一般消費、少額の現金の引き落としに限定されており、海外のATMで現金を引き落とす際には、カード一枚ごとに毎日合計で人民元5000元相当の金額を超えてはならないことになっている。

 カジノ、異なった銀行間の振り替え、資本項目などに係わる取引は、銀聯は特殊なコードによる識別を通じて、利用できないことにしている。

                           「チャイナネット」 2005年1月10日