スマトラ沖地震・津波の被災国の慰問と視察を目的とした中国政府代表団が8日、インドネシア・バンダアチェ市で中国国際救援チームを訪問した。代表団の武大偉団長(外交部副部長)は、胡錦濤国家主席、温家宝総理、祖国の国民からのあいさつを隊員に伝えた。
中国政府代表団はインドネシア滞在中に、同国のユスフ副大統領とハッサン外相、国家発展計画省・貿易省・衛生省の担当責任者、同国アチェ州の救援活動の責任者などとそれぞれ会見した。また、被害の最も深刻なアチェ州を視察し、インドネシアの救済活動における需要状況を把握した。代表団は、「視察の目的は、中国政府がより効果的な支援を行い、被災者に少しでも確実な支援ができるように、被災状況を把握することだ」と述べている。
武団長によると、インドネシア側は、中国政府と国民からの支援を高く評価し、現在の被災状況と再建の基本計画について説明した。インドネシア側は、中国の支援について「中国の支援はインドネシアの国民を元気付け、物資援助は私心がなく誠意がこめられ、両国の国民の友情と協力を表すものだ」と表明している。
中国政府代表団は、外交部、衛生部、商務部、中国地震局の関係者で構成され、7日からインドネシア被災地を視察している。シンガポールの救援チーム基地も訪問する予定。
「人民網日本語版」 2005年1月10日
|