サービス業への投資を奨励
05年流通業の外資利用には3つの重点


「新しい1年には、外国企業の現代サービス業への投資を奨励し、サービス業の外資導入の範囲を引き続き拡大していく」。これは商務部の黄海部長補佐がこのほど、中外小売企業経営者対話フォーラムで語ったものである。

黄海氏はさらに次のように語った。

2005年の中国の流通業の外資導入には3つの重点がある。WTO加盟時の承諾事項に基づき、昨年からすでに外国企業の流通分野への投資における地域、店舗数と株式所有権などの制限を撤廃し、その上いくつかの重要商品、例えば精製油などもすでに外国企業の経営が認められている。

今後は、外資が現在の中国流通業の構造調整におけるいくつかの重点と難点と見られる分野に投資するようにする。例えば外国企業が東部、西部の商業施設、近代農産物流通、コミュニティサービス業などに投資することを奨励し、政策面での指導を通じて、外国企業投資の効率を高め、外国企業の投資構造を改善し、国内流通産業のグレードアップを目指す。

法律・法規と関連政策をいっそう完備させ、外国企業の流通分野への投資の管理を強化する。今後、都市部の流通ネットワーク計画を、中国小売業の発展、なかでも外国企業の小売業投資の発展をコントロールする上での重要なよりどころにするべきである。流通企業を設立する際、流通ネットワークを構成する店舗を増設する際、土地、資源、環境に対する保護と管理を考慮すべきである。

WTO加盟後のそれほど多くない「過渡期」を切迫感を持って上手に利用すべきである。WTO加盟後の過渡期を存分に利用し、流通企業の改革、再編を加速しなければならない。現在、商務部はすでに専門家を組織し、いくつかの重点流通企業に組み入れられた会社の発展戦略に対して研究を行っている。WTOのルールに合致することを前提として、公開、公平、公正の原則にのっとって、いくつかの大規模流通企業がさらに大きく成長し、さらに強くなるように支援していく。

商務部の統計データによると、2004年10月末現在、流通分野における外国企業の実行ベース登録資本金は合計8.4億ドル、営業施設面積は600万平方メートルに達し、小売分野の会社108、さまざまな支店3361を認可している。

                       「チャイナネット」 2005年1月12日