●「専利」(特許、実用新案、意匠)の出願総数が200万件を突破
中国は昨年3月17日、特許、実用新案、意匠の出願総数が200万件に達した。1件目から100万件目までに15年間かかったのに比べ、101件目から200万件目までの時間はわずか4年2カ月で、出願数は飛躍的に増加した。国家知識産権局が昨年に受理した専利申請件数は35万件(前年比14%以上増)で、専利認定件数は19万件(同4.4%増)を超えた。このうち、特許認定の手続き所要時間は2003年の30カ月から28カ月に短縮され、審査の処理スピードが改善された。
●国家知財戦略を制定、マクロ的管理の強化
国家知識産権局は国務院の指示基づき、国の知的財産権戦略の制定にあたっての原則・目標と一部措置の概要を提案し、指導チームによる事前活動をスタートした。
国家知識産権局は国内の専利関連業務のマクロ的な統括を積極的に実行し、科学技術による貿易振興のための全国的な連携活動体制に加わり、知的財産権制度の役割発揮に努めた。中国国際ハイテク成果交易会にも初めて参加し、参加した106団体と知的財産権保護に関する取り決めを結んだ。国家食品薬品監督管理局と合同で医薬品保護のための定期会議を開催し、製薬会社の発展模索や合理的な権利侵害回避を促し、国益の最大限に保護した。また、国家生物物種資源保護をめぐる国務院所属の各部門間の合同会議に参加し、生物・物質資源の国による保護と管理を強化し、資源の喪失や流出の早期抑制に努めている。2010年上海万博の組織委員会の団体会員として、万博準備における知的財産権関連の法律・政策の制定と実施に積極的に参加している。
「人民網日本語版」 2005年1月13日
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