北京市地下鉄5号線北新橋駅がこのほど、検収にパスした。これは建設中の地下鉄5号線において検収にパスした1つ目の駅となり、北京市の軌道交通建設を加速する上で、重要な出来事の1つともなっている。
新世紀に入って以来、北京市は軌道交通建設をいっそう加速し、都市軌道交通網を徐々に改善して、公共輸送網を中心とし、高速軌道交通を骨組みとする都市発展プロセスに適応した近代化都市交通システムの構築を目指している。
北京市建設委員会によると、現在、北京市で建設中の地下鉄4号線、5号線と10号線の総延長は88キロ余りで、投資総額は400億元を上回り、すでに34の駅の工事が着工されており、2004年には40億元を投資した。
北京市は1965年に1本目の地下鉄の建設に着手し、最も早く竣工して運行に入った1号線は全長31キロで、天安門の前を横切って、長安街とほぼ並行して走り、2号線は全長23キロで、北京市の中心部を囲むように走っている。
2003年1月28日、北京市高速軌道交通ネットワーク計画で企画された13号線――全長40.85キロの北京都市鉄道が全線貫通して運行を開始した。この都市鉄道は西城、海淀、昌平、朝陽、東城の5つの区を貫き、北京市北部と東北部地区における重要な高速軌道交通ラインとなった。
同年12月27日、地下鉄1号線の東への延長として、全長19キロの八王墳から北京市東のはずれの通州へ直通する八通線も運行を始め、1号線とともに北京を東から西へ貫く軌道交通ラインとなった。これで、北京市の軌道交通の総延長は114キロに達し、毎日の平均乗客輸送量は130万人を上回ることになった。
2002年12月27日、北京市の1本目の南から北へ貫く軌道交通大動脈――地下鉄5号線が着工した。これは豊台、崇文、東城、朝陽、昌平の5つの区をつなぐもので、全長27.6キロ、22の駅が設けられている。2004年11月末現在、5号線の合計22の駅のうち21の駅の工事が着工し、総工事量の65%が完了している。
北京市のもう1本の南から北へ貫く軌道交通ライン――全長28.16キロの4号線の工事も全面的に始動している。現在、4号線においてはすでに菜市口、宣武門、西四、動物園の4つの駅の工事が着工されている。
これと同時に建設中の北京地下鉄10号線は全長32.90キロ、西から東へ北京市の北第三環状道路と北第4環状道路の間を貫き、北京市北部をまたぐようにして、さらに北東のはずれから南へ曲がって、東部地区を通り抜けることになっている。10号線はオリンピック支線とともに北京市北部、東部において東西、南北を貫く公共交通幹線であり、2008年オリンピック開催期間の交通輸送のニーズを満たすことができるという。
2008年には、北京市では科学的かつ合理的な軌道交通の骨組みが基本的に形成され、市内のビジネス、観光施設及び居住区などの重点地区をカバーすることになる。
「チャイナネット」 2005年1月14日
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