大学生の思想・政治教育に4つの必要性 胡国家主席


大学生の思想・政治教育の強化と改善について話し合う全国会議が17〜18日、北京で開催された。会議には胡錦濤国家主席(中国共産党中央総書記)が出席し、演説を発表した。胡国家主席は演説の中で、大学生の思想・政治に関する活動を強化し、改善するためには、次の4つの教育が必要になると指摘した。

(1)理想・信念に関する教育を中心に、正しい世界観、人生観、価値観の教育を深める。全面的な小康社会(ややゆとりのある社会)の構築や社会主義現代化の実現には大学生の参加が必要であり、中華民族復興という大事業には大学生が努力する必要があることを、はっきり認識させる。

(2)愛国主義教育に重点を置き、民族精神の教育を深め、大学生が民族的としての自尊心、自信、誇りを高めるよう導く。これにより、祖国を愛し、社会主義を掲げる祖国の建設に全力をささげることが最高の誉(ほまれ)とし、祖国の利益、尊厳、名誉を損なうことが最大の恥とする精神を培う。

(3)基本的な道徳規範を基礎に、国民としての道徳教育をしっかり行う。大学生が▽愛国心と法律順守の精神▽礼儀と誠実▽団結と友好▽勤勉と向上心▽仕事を敬う精神と奉仕精神――など基本的な道徳規範を備えるよう導き、優れた品行を培う。

(4)大学生の全人的な成長を目標に、資質教育を深める。大学生の思想・道徳面の資質、科学・文化的な素養、健康に関する教養をバランスよく発展させる。

                      「人民網日本語版」 2005年1月20日