西部大開発が著しい成果を収め、
西部地区は史上最良の発展期に


5年以来、西部大開発はスムーズに進められ、著しい成果を収めた。西部地区の固定資産投資は年平均20%増となり、経済成長率は10%に達し、西部地区における経済・社会の発展は史上最良の時期に入った。

中国国務院発展研究センター社会発展研究部の林家彬副部長は、西部大開発実施5年このかた、国の西部地区の医療衛生、教育分野への資金投入額は170億に達し、重点的に校舎を修繕し、寄宿生のために必要な条件を整えるとともに、いくつかの学校に遠隔教育設備を設置し、これは西部地区農村の教育状況を改善するうえで極めて大きな役割を果たした、と語っている。

伝えられるところによると、2004年までに、西部地区では延べ500万人余りの農村の生徒が新築の校舎に移った。

国は西部地区の教育、医療衛生と文化の発展をサポートすると同時に、西部地区の交通、エネルギーと生態環境などの分野の建設を重点として力を入れている。5年以来、西部開発において新規着工した重点プロジェクトは60に達し、計画総投資規模は8500億元で、2004年までに、23の重点プロジェクトが竣工あるいは一部が竣工して操業に入っている。その中で「西気東輸」(西部の天然ガスを東部に送る)パイプラインは全線開通し、「西電東送」(西の電力を東部へ送電)プロジェクトの広東省への1000万キロワット送電能力増強プロジェクトが前倒し完了した。青海・チベット鉄道の建設では累計で777キロのレールの敷設が完了した。91000キロの道路が新規開通し、とりわけ貧困県の農民が貧困から脱却して豊かになるようにするための県に通じる、郷に通じるアスファルト道路舗装プロジェクトは、農民、牧畜民のために望ましい環境を作り出した。

国はさらに西部地区の生態環境整備への取り組みを強化し、5年以来、西部地区における耕地を林地に戻すプロジェクトと荒れ山での造林面積は1920万ヘクタールに達した。新疆ウイグル自治区、青海省、内蒙古自治区などの砂漠化しつつある草原の植物被覆率を20%以上まで高め、約9700万余りの耕地から造林へと切り換えた農民、牧畜民は国の補助金給付政策で直接に受益している。

                         「チャイナネット」 2005年1月21日