中国人民対外友好協会は中国の民間外交の重要な団体として、中国の人民と世界各国人民の友好を増すため、さまざまな分野で互恵協力を推し進め、長期にわたって多くの有用な活動をしてきた。同協会の陳昊蘇会長は19日、人民日報記者のインタビューに応じ、昨年の中国民間外交が得た成果と今年の活動についての考えを語った。一問一答は次のとおり。
――対外友好協会は、民間外交活動の重点として隣国や大国との友好交流を繰り広げてきた。これについて簡単に説明してください。
われわれと隣国との民間友好交流はこれまでになく活発している。中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)協会が長年にわたる準備を経て昨年8月、全国人民代表大会(全人代)常務委員会の顧秀蓮副委員長を会長にして設立された。これは中国とASEAN10カ国との発展戦略協力関係が築いた民間交流の舞台となるものだ。中米友好協会理事会は昨年9月、全国政治協商会議の徐匡迪副主席を会長に選び、中米民間友好協力が新しい推進力を得た。われわれはさらに多くの民間交流活動を行った。その中には政界や経済界の要人、さらに一般の民間人や青年もいる。
中日関係の発展が行き詰まりを見せている時、われわれは日本との民間友好交流を強めてきた。例えば、国家体育総局と協力して日本の大相撲中国公演を受け入れた。また、中日友好協会の宋健会長は日本へ赴き、中日航空路開設30周年の記念活動に参加した。まだまだ中日間には多くの民間交流が存在し、両国の友好関係をつなぎとめることに対して積極的影響を発揮した。
われわれは中ロ国交樹立55周年の一連の記念活動を行った。そのうち、中国科学技術協会との共催による中ロ青年科学者フォーラムをモスクワで開いた。さらに、全人代常務委員会の司馬義・艾買提(イスマイル・アマット)副委員長を団長とした友好協会代表団が訪ロした。
欧州連合(EU)東方拡大では、われわれが中国の各界人士を代表して心からの歓迎を示し、中国・EU民間協力の展開も着実に進展している。中国・EU協会のウェブサイトも立ち上がり、影響を生んでいる。
「人民網日本語版」 2005年1月21日
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