北京の密雲ダム 貯水量が5年来初めて増加


北京の密雲と官庁の二つのダムの水位が5年以来初めて上昇し、ダムの貯水量は1.4億立方メートルまで増えた。このほど、北京市水務局関係筋によると、水の使用で節約につとめ、水資源をトータルに按配する措置によって北京市のダムの貯水量が増えていることになった。

同筋によると、2004年の北京市の降水量は539ミリに達したが、相変わらず渇水の年であった。水利部門は水の使用で節約に努めることを重視すると同時、市全体で水資源を統一的に按配するようになった。白河堡、遥橋峪、大水峪などのダムから1.3億立方メートルの水を密雲ダムに導水し、山西省と河北省からも9000万立方メートル以上の水を北京に引き入れることとなった。統計データによると、当面、密雲、官庁両ダムの貯水量はそれぞれ1.2億立方メートル、0.2億立方メートル増となり、これは5年以来初めての水位上昇と見られている。

にもかかわらず、北京市の水資源は危機的状況を呈しており、水資源の節約に努めることはおろそかにできないと北京市水務局の関係者は語っている。

                     「チャイナネット」 2005/01/21