中国はこのほど、高解像度デジタルテレビ(HDTV)の地上波放送向けチップ「中視一号」の完全独自開発に成功した。関連の知的財産権はすべて国内機関が取得している。同製品は22日、教育部などが実施した専門家テストに合格した。
専門家の評価によれば、同製品の商品化は、これまで国産製品のなかったデジタル地上波放送向けチップの空白を埋めるもので、メガゲート級の集積回路の自主設計能力や製造技術における大きな進歩を示している。
「中視一号」チップや今後の改良型シリーズ製品は、民用デジタルHDTVのほか、国防、科学技術、教育、基礎工業など広い分野で応用が見込まれる。携帯電話に組み込むチップによるデジタルTV信号の受信も可能になる。
「人民網日本語版」 2005年1月24日
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