上海税関の統計データによると、2004年の上海ASEAN間の貿易総額は276億ドルに達し、前年比47%増となり、上海の対外貿易全体の伸び率を7ポイント上回るものとなった。
上海ASEAN間の貿易はASEAN側の出超となっている。2004年の上海のASEANからの輸入額は145億ドルを上回り、前年比45%増え、輸出額は130億ドルを上回り、同49%増となった。上海とASEAN諸国間の貿易額ランキングでは、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンとインドネシアがベスト5を占め、貿易額は258億ドルで、上海ASEAN間貿易額の9割以上を占め、なかでも上海とシンガポール1国の貿易額は73億ドルに達している。
上海とASEANのその他の国との貿易も急速に伸びている。2004年におけるベトナムとの貿易額は10億ドルを突破し、ブルネイとの貿易は1.6倍増となった。貿易額の急増の背景には、中国、ASEAN双方の投資が日増しに活発化していることにあると見られている。加工貿易の統計データを見ると、昨年上海とASEANとの加工貿易額は133億ドルとなり、55%増となった。そのうち、輸入は70億ドル、輸出は63億ドルで、昨年同期比それぞれ5割増、6割増となった。
資金集約型製品が上海ASEAN間貿易の「主役」となっている。昨年、上海はASEANから機械・電子製品を83億ドル輸入し、57%増となり、ASEANに輸出した機械・電子製品総額は約74億ドルに達し、53%増となっている。
「チャイナネット」 2005年1月24日
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