国家統計局の李徳水局長が25日発表した速報値によると、2004年の国内総生産(GDP)は13兆6515億元に上り、GDP成長率は9.5%に達した。うち第一次産業の生産額は2兆744億元(前年比6.3%増)、第二次産業は7兆2387億元(同11.1%増)、第三次産業は4兆3384億元(同8.3%増)だった。
穀物総生産量は4695億キロ(前年比388億キロ増、前年比9.0%増)で、1999年以来5年連続の減少から上昇に転じた。
工業生産額(付加価値ベース)は6兆2815億元(前年比11.5%増)。うち一定規模以上の工業企業(国有企業または売上高500万元以上の非国有企業)の成長率は16.7%で、伸び率は前年をやや下回った。
固定資産投資は7兆73億元(前年比25.8%増)で、増加率はやや抑えられた。
投資構造が改善され、第一次産業への投資は03年の前年比19.6%減少から04年は同20.3%増加に転じた。第二次産業は同38.3%増加で、伸び率は同8ポイント低下。第三次産業は同21.6%増加で、伸び率は同0.5ポイント低下。
消費者物価は前年より3.9%上昇し、上昇率も2.7ポイント上昇した。主な原因には、2003年の物価上昇の影響が挙げられる。消費財小売総額は5兆3950億元(同13.3%増)で、物価上昇などを考慮した実質成長率は10.2%(前年比1ポイント上昇)。
対外貿易も急速に発展している。通年の輸出入総額は1兆1547億ドルに達し、前年に比べ35.7%増加した。うち輸出は5934億ドル(同35.4%増)、輸入は5614億ドル(同36.0%増)。貿易黒字は前年より65億ドル増え、320億ドルに達した。外資導入額(実行ベース)は606億ドル(同13.3%増)。同年12年末現在の外貨準備高は6099億ドル(前年比2067億ドル増)。
都市部住民の可処分所得の平均は9422元(前年比7.7%増)に達した。農村部住民の現金収入は平均2936元(同6.8%増)で、成長率は97年以降最大。12月末現在、国内の人民元建て個人貯蓄残高は11兆9555億元(前年末比1兆5929億元増)に達した。
都市部の雇用状況はやや改善された。労働社会保障部の統計では、当初の目標を80万人上回る980万人の就職が実現。12月末現在、都市部の失業率は4.2%で、前年に比べ0.1ポイント低下した。
「人民網日本語版」 2005年1月27日
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