「中国航空油料」の再編計画が公表


長い間注目されてきた中国航空油料グループのシンガポール子会社である「中国航空油料」の再編計画がついにベールを剥ぎ取った。「中国航空油料」のデータによると、同社のすべての負債(株主の貸付けを含まない)は約5.3億ドルで、今回公表された再編計画の中で、「中国航空油料」が2.2億ドル返済する計画で、これは全負債額の41.5%に相当する。

▽まず1億ドルの現金で負債を返済

再編プランでは、中国航空油料グループと新しい投資家が共同で最多1億ドルの資金を注入し、一部は「中国航空油料」の流動資金に充て、その他は債権者への返済に充てることにしており、具体的な条項は中国航空油料グループ、新しい投資家および「中国航空油料」が協議した上で決定することとなっている。

「中国航空油料」は、まず債権者に1億ドルの現金を返済し、そのうち7000万ドルは注入資金でまかない、3000万ドルは同社の現有資金から返済することを明らかにしている。同時に、総額1.2億ドルの債務返済が延期され、8年以内に年ごと返済することになった。返済資金は、同社の営業による現金収入か、あるいは会社の戦略投資プロジェクトの配当資金、あるいは会社の資産売却益でまかなわれ、具体的な組み合わせは同社が任意に決定することとなっている。

再編プランで、1.18億ドルの中国航空油料グループの株主からの貸付け金について、その親会社が1期目の現金での返済及び返済延期に関与せず、株主の債権を「中国航空油料」の株式と交換し、その交換価格は親会社、新しい投資家と「中国航空油料」の話し合いで決めることとなっている。

▽6月10日に債権者大会を開催

再編計画では、「中国航空油料」が今年6月10日に債権者大会を召集し、債権者が再編プランを修正を経たうえで認可するよう、あるいは修正せずにそのまま認可するよう求めるという。同時に、同社はすべての債権者が債権を証明できる書類を提供するよう求めるという。

「中国航空油料」は、関連規定に基づき、少なくとも14日前にシンガポールの英文と中国語の新聞に公告を掲載し、債権者大会の召集を通知し、同時に債権者大会の通知書を債権者宛に郵送することとなっている。

                         「チャイナネット」 2005年1月28日