中国・ジャマイカ両国政府の共催による「中国・カリブ経済貿易協力フォーラム」第1回閣僚級会議が2日、ジャマイカで始まった。開幕式では中国の曽慶紅国家副主席が演説し、中国とカリブ海諸国の友好協力の推進に向けて次の5項目を提案した。
(1)ハイレベル間の相互訪問を続け、政治関係を深める。
(2)新たな協力形式を築き、協力分野を開拓する。中国政府はカリブ海諸国に対し、いかなる政治条件も加えない可能な限りの援助を引き続き提供していく。中国企業によるカリブ海諸国への投資分野と投資規模の拡大を奨励する。中国国民によるカリブ海諸国への観光を奨励する。双方はホテルの建設と経営管理、観光工芸品の製造などの分野でも協力を検討できる。中国政府による人材育成協力プロジェクトへの、カリブ海諸国からの積極的な人員派遣を歓迎する。
(3)政府の役割を発揮し、優れたサービスを提供する。
(4)文化交流を進め、友好を深める。
(5)協議における協力を緊密化し、共通の権益を守る。中国は世界貿易機関(WTO)加盟国として、カリブ海諸国との協調強化、WTOなど多国間協議の場での相互支持を望む。また国連安保理の常任理事国として、さまざまな国際的舞台において、カリブ海諸国を含む多くの発展途上国の権益を守るために、引き続き努力していく。
「人民網日本語版」 2005年2月4日
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