中国とカリブ海地域互恵協力フォーラムの第1回閣僚会議は2日、ジャマイカの首都・キングストンで開幕した。中国の曾慶紅国家副主席、ジャマイカのパタソン首相などが開幕式に出席した。曾慶紅国家副主席とパタソン首相は開幕式でそれぞれ講演を行った。
中国カリブ海地域協力フォーラムは中国政府が提唱したもので、カリブ海諸国の広範な支持を得た。このフォーラムは経済協力の発展をテーマとする経済貿易協力フォーラムで、その主旨は中国とカリブ海地域の経済貿易面の交流と協力を進め、共同発展を実現することにある。曾慶紅国家副主席はその際、「中国とカリブ海地域互恵協力の歴史的な新しい1ページを共同で開く」という演説を発表した。「フォーラムの創設は中国とカリブ海地域諸国との友情を深め、互恵協力について交流の場を提供した。このフォーラムにおいて互恵平等、相互補完、相互尊重、相互信頼の原則に基づいて築き上げられた経済貿易協力関係が反映されており、重要な意義を持つ」と指摘した。
パタソン首相はまたフォーラムの創設を高く評価し、ここ数年来、中国とラテンアメリカ・カリブ海地域の経済貿易関係の発展に賞賛の意を表した。「フォーラムの開幕はカリブ海地域の人民と中国政府、国民の発展の一里塚であり、カリブ海地域と中国の関係の新しい1ページを開いた。カリブ海地域の全ての国は中国との協力を積極的に進め、様々な形式を通じて中国との経済と貿易面での交流を行っていきたい」と述べた。
ここ数年、中国とカリブ海地域の貿易交流と経済協力が盛んになり、中国とカリブ海経済貿易関係は史上最良の時期となっている。
曾慶紅国家副主席は、中国とカリブ海地域諸国の関係発展を高く評価した。曾慶紅国家副主席は双方の友好協力を共に利益を得る原則に基づき、更なる進展を求めるため、中国側は提案をした。「まず、ハイレベルの相互訪問を保ち、政治関係を深めること、次は新しい協力形式を求め、協力分野を切り開くこと、第3は、政府の役割を発揮し、より良いサービスを提供すること、第4は、文化交流を進め、相互友情を深めること、最後は、交渉を緊密化させ、共同利益を維持することだ」と述べた。
最後にパタソン首相は「カリブ海地域中国経済貿易協力フォーラムを通じて双方の友情と協力を強化させることを嬉しく思う」とした上で、「カリブ海と中国は共に発展途上国であり、相互協力の潜在力が大きい。このフォーラムは双方の経済貿易分野における協力を強化させ、グローバル化の今日において、極めて重要な意義を持っている」と述べた。
「CRI」より 2005年2月4日
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