北京税関の統計データによると、2004の年北京のソフトウェア産業のソフトウェア輸出総額は2.27億ドルに達し、前年同期比6割以上の伸びとなった。中国全体の100ドルごとのソフトウェア輸出額の中で、北京は40ドルを占めている計算になる。
2004年に、北京のソフトウェア産業は3つの歴史的な突破を遂げた。
まず、総売上高は初めて500億元を突破し、ソフトウェア輸出総額は初めて2億ドルの大台に乗り、輸出額の1千万ドルを上回ったソフトウェア企業は初めて5社に達した。2003年と比べると、これら主要な経済指標の伸び率はすべて30%を上回り、引き続き全国でトップを占めている。
次には、北京市政府のソフトウェア産業発展の指針となる「長風計画」では、今後数年間に、北京はオープン・スタンダードに基づいた基礎ソフトウェア・プラットフォーム、ソフトウェア・アウトソーシング及びデジタル・コンテンツ・ソフトウェアを重点的に発展するとともに、最終的には世界レベルのソフトウェア研究・開発センターを築き上げるという。
北京ソフトウェア産業振興センターのアニュアル・レポートによると、昨年中日韓の三カ国が北京でLINUX連盟を創設し、中科紅旗などのソフトウェア会社がアジア・バージョンの製品を発表し、数多くの多国籍オープンソース・ソフトウェア企業が相次いで北京で研究・開発機関を設立し、北京もアジアのオープンソース・ソフトウェアの研究・開発・公開センターにグレードアップした。
第3には、市場の先行きが極めて明るいデジタル分野においても、北京のソフトウェア企業もなみなみならぬ活躍ぶりを見せ、昨年は12項目の独自の知的所有権の持つゲームソフトを発売するか、あるいはオープン測定が完了した。現在までのところ、北京市では14の企業が「中国ソフトウェアの欧米向け輸出プロジェクト」に組み入れられ、25のソフトウェアおよび関連サービスを手がけている企業が国内外で上場を果たし、中国ソフトウェア輸出(北京)基地も着工開始の段階に入っている。
「チャイナネット」 2005年2月5日
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