企業年金の市場運営法律体系が確立 10年後1兆元の市場に


中国労働・社会保障部によると、企業年金の市場での運営を規範化する最も重要な法規――『企業年金基金管理機構資格認定暫定方法』がこのほど公布され、今年3月から施行されされることになっており、これは企業年金の株式市場参入がすでに技術面の準備の段階に入ったことを示している。

今回『企業年金基金管理機構資格認定暫定方法』の公布と同時に、企業年金基金運営管理と関連のある3つの規定も公布された。

これまでに、「企業年金試行方法」と「企業年金基金管理試行方法」がすでに施行されており、中国の企業年金市場運営の発展のために1つの枠組みがつくり上げられた。

業界筋は、今回関連する4法規が公布されたことは、企業年金市場運営の法体系が確立し、企業年金の株式市場参入がすでに政策・法規によって合理的に規範されたことを意味すると見ている。

先般、労働・社会保障部は通達を出し、同部は5月中旬に集中的に株式市場参入申請の受理を始め、労働・社会保障部はすでに指導グループを設立し、共同で企業年金問題に取り組むこととなっている。

関連データによると、現在、中国の企業年金の規模はすでに500億元に達し、さらに年金名義で販売された保険商品430億元を加えると、企業年金の規模は1000億元近くとなり、10年後には1兆元になると見られている。

                       「チャイナネット」 2005年2月7日