中国大手のサーチエンジン「百度」が
ニューヨーク上場を企画


イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」紙の報道によると、中国最大のサーチエンジンである「百度」(バイド、www.baidu.com)はニューヨーク上場を目論んでおり、調達する資金は2億ドルを上回る見込み。

「百度」はアメリカのベンチャー・キャピタル投資家から資金を導入しており、Googleも「百度」の株を保有している。関係筋によると、「百度」はすでにスイス投資信託第一ボストン社とゴールドマン・サックスにIPOの投資顧問業務を委託した。ナスダック、あるいはニューヨーク証券取引所への上場企画で、「百度」は25%の株を公開売却し、同社の時価総額が8億ドルに引き上げられると見られている。

「百度」は中国のインターネットサーチ市場で約50%のシェアを占めている。今回の上場が実現すれば、国際投資者は中国インターネット業の巨大な潜在力と巨大なリスクの間で選択をおこなえるようになる。

中国政府が公表した統計データによると、13億の人口の中で、わずか9400万人がインターネットにアクセスしている。この状況からみると、「将来の数年間において、中国におけるインターネットの普及率が急速に増える」とアナリストたちは予測している。「百度」が明らかにしたところによると、毎日のドキュメント類のサーチ回数は3000万を上回り、2003年の営業は黒字となり、同社の2002年と2003年の営業収入の伸びがそれぞれ約150%となった。

                      「チャイナネット」 2005/02/07