中国機械工業連合会の張小虞副会長はこのほど、中国自動車市場の今年の情勢について、構造調整が進めば昨年去年より好調となり、通年の生産販売台数は600万台を越えるという見方を示した。
張副会長は次のように指摘している。
昨年の自動車市場情勢にみられた特徴は「低」ではなく「迷」、つまり自動車市場に対する人々のある種の困惑だった。困惑は消費者の自動車購入時期を遅らせただけで、自動車購入意欲を根本から低下させるには至らない。自動車産業の過剰投資の有無をめぐる議論、自動車関連政策の相次ぐ制定、年中にわたり展開された値下げ競争など、2004年の自動車市場の状況に人々は大きく混乱させられた。しかし、自動車メーカーや消費者は今後、次第にこうした状況に適応するとみられる。今年の中国自動車市場は全体で15〜20%の伸びになるだろう。この場合、中国の自動車生産台数は第10次五カ年計画(2001〜05年)期間で2倍の成長を遂げたことになり、中国は世界3位の自動車生産国に躍進する。中国の自動車産業は今年、企業組織や製品構造、輸出入構造の3方面で改革を推進する必要がある。今年は大規模な企業再編も予想される。
「人民網日本語版」 2005年2月21日
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