上海に「輸出額億ドル企業群」
上海の輸出総額の半分を創出


伝えられるところによると、「英順達科技」、「近鉄物流」、「上海ゼネラルモーターズ」、「宝偉工業」など34の企業の昨年の輸出額は1億ドルを上回り、上海の「輸出額億ドル企業群」に新たに仲間入りし、その結果、上海ではこのような企業が99社に達することとなった。上海市対外経済貿易委員会の統計データでは、昨年、上海における輸出額1億ドル以上の企業が403.82億ドルの輸出額を記録し、上海市輸出総額に占める比率は54.94%となった。

世界経済の持続的な成長に伴い、世界の製造業の上海を中心とする「長江デルタ」へのシフトが加速すると同時に、上海の投資と貿易環境も絶えず整備され、上海の「輸出額億ドル企業群」の急増のために望ましい基盤を打ち固めた。

「輸出額億ドル企業群」が急増し、上海の経済発展の三大原動力の1つ――対外輸出貿易の持続的な成長のけん引役を果たしている。しかし、これらの企業の出現は決して輸出額の増加に寄与するのみでなく、上海の対外輸出貿易の商品構造の極めて大きな変化をもたらすことにもなった。1994年おいて、上海の輸出額1億ドル以上に達したハイテク企業はゼロで、1999年になっても8社だけにとどまり、当時の輸出額1億ドル以上の企業全体の1/4を占めるのみであった。

だが、昨年になると、上海の年間輸出額1億ドル以上の99の企業の中で、38社がハイテク製品を手がける企業となり、同市の輸出額1億ドル以上の企業全体の38.4%を占めるに至った。昨年、上海の対外輸出貿易額ランキングで上位8までの企業は、すべてハイテク製品輸出の大手となった。この38社の企業は昨年はハイテク製品251.78億ドルを輸出し、昨年の上海市における輸出額1億ドル以上の企業の輸出総額の62.35%を占めることとなった。

                     「チャイナネット」 2005年2月21日