愛知万博中国館、8つの見どころ


2005年愛知万博に参加する中国政府の代表高燕氏はこのほど、東京で行われた説明会で、愛知万博中国館パビリオンの「8つの見どころ」を明らかにした。

一、 中国の伝統的な書道・水墨画の用紙“画宣紙”を材料にして、現代的な音声・映像技術も活用して作った「命の木」。愛知万博のために設立された中国女子民族音楽楽団が各少数民族の服装を身にまとい、「命の木」の林で中国の民族音楽を演奏し、中華文明の内包する「天地万物がお互いを依存し合い、共生する」というテーマを表現することになっている。

二、 長さ74メートル、高さ9メートルの「華夏文明の旅」マルチメディアのレリーフ。中国の五千年の文明と現代の都市発展を融合して、国宝クラスの商代ひいては唐代の文化財8点を展示すると同時に、テレビで中国の代表的な13の都市の姿をもアピールし、伝統と現代、自然と都市の調和を表現することを主旨とするもの。

三、 紫檀斎。中国紫檀博物館提供の紫檀調度品49点を展示。これらの調度品は、いずれも故宮のものを模倣したもので、精緻な彫刻が施されたもの。紫檀斎は中国の伝統的な書斎のレイアウトを採用し、古代の文房具をも陳列し、来場者たちは紫檀の芸術品を鑑賞しながら、中国の伝統的な書斎文化を味わうこともできる。

四、 視聴室。中国とオランダのデザイナーが協力し合って設計したこの視聴室には、可動式スクリーンが設置され、ユニークな視聴効果を演出し、中国の魅力と上海万博への期待を表現するもの。

五、 中国館の日。中国館の日は2005年5月19日に予定されており、08年五輪の開催都市北京と2010年万博の開催都市上海が共同で文芸イベントを催すことになっている。

六、 13の省・自治区・直轄市のアピール週間。歴史、文化、民俗、観光資源、経済発展などをアピールする。

七、 雲南省の諸民族の歌と踊り。7月2日の公演を予定。雲南省の少数民族の歌・踊りの本来の姿を披露し、服装・道具なども少数民族の日常生活のものと同じで、演技者までも雲南省の農民である。

八、 21世紀都市発展フォーラム。中国建設部、北京市、上海市、天津市、中国国際貿易促進会と日本の関連機構の共催によるもの。

                       「チャイナネット」 2005年2月23日