伝えられるところによると、近代化工業基地を築き上げるため、今年に入って以来、天津市は1600億元を投じて6つの支柱産業を育成する計画を立てており、現在、560のプロジェクトがすでに相次いで着工段階に入った。
予測では、年末までにこの6つの支柱産業で4600億元以上の生産額を実現し、前年同期比23%増となり、市全体の一定規模以上の工業企業(国有企業または売上高500万元以上の非国有企業)生産額に占める比率は72.56%に達し、2004年に比べると約2ポイント増となる。
電子情報産業:国家クラスの電子情報製品製造基地を築き上げる目標に沿って、ハイエンド製品の比率を増やす。48の電子情報プロジェクトを計画しており、投資総額は112.8億元にのぼる。
化学工業:石油化学工業、海洋化学工業、石炭化学工業を一体化した国家クラスひいては世界レベルの重要化学工業基地を築き上げる。57の投資プロジェクトを計画しており、投資総額は581.1億元にのぼる。
冶金産業:製品構造をさらに最適化し、製品の先進技術応用度とマーケットシェアを高める。39の投資プロジェクトを計画しており、投資総額は213億元にのぼる。
自動車産業:トヨタ自動車の生産能力拡大、エンジン部門の改造と拡充及び自動車部品などのビッグプロジェクトの建設に力をいれ、できるだけ早く合理的な製品構造と産業群を形成するようにする。33の投資プロジェクトを計画しており、投資総額は104億元にのぼる。
バイオテクノロジー・近代医薬産業:いくつかの公共技術研究・開発プラットフォームを作り上げ、心臓・脳血管病、糖尿病及び腫瘍などの重い病気とかかわりのある薬の製造基地を重点的に建設する。37の投資プロジェクトを計画しており、投資総額は58.8億元にのぼる。
新エネルギー・環境保護産業:産業化のスピードを加速し、リチウムイオン電池、太陽エネルギー電池及びその原材料の産業化生産に重点的に取り組む。14の投資プロジェクトを計画しており、投資総額は17億元にのぼる。
「チャイナネット」 2005年2月23日
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