ジェトロ(日本貿易振興会)が先般発表した貿易統計データによると、2004年の中国と日本の二国間貿易総額は前年比26.9%増の1680億ドルに達し、6年連続史上最高記録を刷新した。
同統計データでは、昨年の二国間貿易において、日本の対中輸出は738億ドルで、前年比29%増となった。そのうち、半導体等電子部品(12.2%増)、音響映像機器部品(15.4%増)、液晶デバイスを主とする科学光学機器(44.6%増)、自動車部品(33.1%増)などが高い伸びを示した。
同年、日本の中国からの輸入は942億ドルで、前年比25.3%増となった。
日本側の統計データでは日本は対中貿易で赤字となっているが、中国側の統計データでは日本が中国に対して黒字となっている。これは主に日本側が輸入額を計算する際、中国・香港からの輸入分を中国からの輸入商品に算入しているものの、輸出額には決して中国・香港経由分を計算に入れないことにある。
ジェトロは日本の数多くの電器メーカーが相次いで生産拠点を中国にシフトさせるに伴い、日本が中国から輸入するパソコン、プリンター、DVDプレーヤー及び携帯電話などの製品が大幅に増え、同時に、在中国の日系企業の日本からの原材料輸入も増え続けている、としている。
ジェトロはさらに、中国の内需拡大及び日本企業の対中投資が引き続き伸びを示しているため、2005年の中日間貿易総額は1900億ドルに達し、史上における新記録を作り出すことになると分析している。
「チャイナネット」 2005年2月25日
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