中国、「中国民族区域自治」白書を発表


中国国務院新聞弁公室は2005年2月28日、「中国民族区域自治」白書を発表した。同白書は、前書き、統一的な多民族国家の国情と民族区域自治、民族区域自治の政治的地位と民族自治区域の設置、民族自治区域の自治権、民族自治区域に対する国のバックアップと助成、民族自治区域諸事業の歴史的な発展など6つの部分からなり、全体は2万字余(漢字)からなる。

中国は統一的な多民族国家であり、現在まで識別作業を経て中央政府が確認した民族は56に達する。2000年の第5回国勢調査によると、55の少数民族の人口は1億449万人で、全国総人口の8.41%を占めていた。中国では民族区域自治というのは、国の統一的な指導の下で、各少数民族が集中して居住している地域で区域自治を実施し、自治機関を設立し、自治権を行使することである。中国の民族区域自治制度は、各民族の平等、団結、助け合いの関係を強化し、国の統一を保ち、民族自治区域の発展を促し、少数民族の進歩を促すうえで非常に大きな役割を果たしている。

                      「チャイナネット」 2005年2月28日