「青蔵鉄道」、来年7月から試運転


 鉄道部の劉志軍部長は6日、青海省と西蔵(チベット)自治区を結ぶ「青蔵鉄道」について、今年中に全線の敷設工事を完了し、来年7月1日から試運転を開始する計画であることを明らかにした。

 劉部長によると青蔵鉄道は西部大開発の目玉プロジェクトの一つで、投資総額は約262億元、全長は1142キロ。鉄道路線としては世界で最も高い海抜を走り、総延長・凍土通過距離も最長の高山鉄道となる。海抜4千メートル以上の地域は960キロに及び、唐古拉(タングラ)山越えの最高地点は海抜5072メートルに達する。沿線の地質構造は複雑で、凍土地域だけで550キロ以上に達する。また、環境保護対策にも中国の鉄道プロジェクトとしては史上最高の20億元以上(全体の約8%)が投じられている。鉄道完成後には、拉薩(ラサ)と西寧・北京・成都・上海・広州を結ぶ5路線を開通する予定。

「人民網日本語版」 2005年3月7日