中国大陸に進出している著名な台湾企業である台湾頂新グループ傘下の「康師傅」公司は、このほど甘粛省の中心地蘭州での創業に力を入れはじめている。また、台湾藍天グループは巨額の資金を投じて蘭州デジタル港建設を参入することを計画しており、さらに台湾安力捷公司も甘粛省での発電所事業参入をにらんでいる。現在、多くの台湾企業は中国への投資を大幅に増やしている。
これについて甘粛省台湾事務弁公室の趙少智主任は、「いまのところ、甘粛省に登録している台湾系企業は231社にのぼるが、その多くは規模が小さく、最大の企業である正林公司の総資産は5億元未満である」と述べた。
しかし、ますます多くの台湾系企業は甘粛でのビジネスチャンスに注目し、今年に入って以来、プロジェクトの建設を確定した投資総額が1億元に上る企業は3社に達している。
専門家はこれについて、「中国東部地区の全般的な経済レベルが向上するにつれ、東部での競争は日増しに激しくなり、電力、土地と労働力のコストも絶えず上がっているが、それに比べて西部地区はこれらの面で強みを持っている。この他、中国が実施している西部大開発戦略及び西部各省が制定した優遇政策がもたらす良好な政策的環境も無視できないものとなっている」と述べている。
「CRI」より 2005年3月7日
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