北京で行われている第10期全国人民代表大会第3回会議は、9日日本の最高裁判所に当たる中国最高人民法院と最高人民検察院の活動報告を聴取しました。この報告は、「中国最高人民法院と最高人民検察院は、今年司法体制の改革を積極的に推進し、法律の監督を強化する」と指摘しました。
最高法院の報告には、「今年最高人民法院は、民衆が関心を寄せる司法の公正と能率に関する問題の解決から、刑事裁判の方式の改革を重点的に深め、裁判委員会制度を改革し、人民陪審員制度を完備させ、未成年者に関する司法制度を改革する」などの内容が盛り込まれています。
最高検察院の報告では、「検察機関は検察改革を深め、法律監督制度を完備させ、民事、行政訴訟の法律監督実施の範囲と手続きを重点的に検討する。立法の意見を積極的に提出する。また、司法者の背任の監督メカニズムを完備させていく」と指摘しました。
「CRI」より 2005/03/09
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