第10期全国人民代表大会第3回会議が14日午前、北京・人民大会堂で閉幕した。閉幕後、国務院の温家宝総理が記者会見を開き、国内外の記者の取材に応じた。
温総理は、中国とロシアのエネルギーなど経済貿易協力の将来性に関するロシアの記者からの質問に答え、次の3点を挙げた。
(1)中ロエネルギー協力は、中ロ両国の友好協力関係を構成する重要な一部分である。
(2)中ロエネルギー協力は、平等互恵によるものである。
(3)エネルギー協力では、中国とロシアは次のような重要な共通認識を形成している。
▼鉄道輸送を通して、ロシアから中国への石油輸出を拡大する。昨年の900万トンを今年は1千万トンに、来年は1500万トンに拡大する。
▼ロシア政府とプーチン大統領は、シベリア石油パイプライン敷設問題はまず中国への敷設を考慮することを明確に提起している。
▼中ロ両国は石油・天然ガスの調査・開発での協力を強化していく。経済貿易分野の他の方面でも協力を強化していく。
「人民網日本語版」2005年3月14日
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