外交部の劉建超報道官は15日の記者会見で、中国・フィリピン・ベトナムの3カ国の石油会社が締結した、南中国海での合同海底地質探査をめぐる協定について、質問を受けて次のように論評した。

中国海洋石油総公司とフィリピン国家石油公社は昨年9月、南中国海の一部海域での地震探査による合同地質調査について、協定を締結した。その後、ベトナムも参加を希望したため、数次の協議を経て、ベトナム石油ガス総公社も加えた協定を3月14日、マニラで締結した。

3カ国の石油公社による南中国海での地質調査は、「南中国海各国行動宣言」を共同で実施するための重要な行動となる。引き続き、係争は留保して共同開発を進める方針に基づき、南中国海における東南アジア諸国連合（ASEAN）関係国との実務的な協力を積極的に模索し、同海を中国とASEANを結ぶ友情の海、協力の海にしていきたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「人民網日本語版」2005年3月16日