第10期全国人民代表大会第3回会議の記者会見が14日に開かれ、国務院の温家宝総理が記者からの質問に答えた。
――国務院が昨年、「資本市場の改革解放と安定的発展の促進に関する若干の意見」を公布して以来、関連部門は多くの対策措置を採ってきたが、株式市場は冷え込んでおり、株価も大きく下落している。株式投資家は今年の株式市場に、いかなる期待を持つべきか。
証券市場は中国の経済建設にとって重要な役割を果たしているが、われわれの知識と経験の不足、制度などインフラの弱さ、市場の不整備などにより、この数年株式市場で株価下落が続いていることを認めざるを得ない。私は株式市場についてあまり意見を発表しないが、株式市場の動向には毎日関心を寄せている。私が言えることは、中国は資本市場の発展を堅持し、直接融資を拡大していくということだ。証券市場に対しては、引き続き同「意見」を実行し、次の方面での活動を強化していく。
(1)根本となるべき上場企業の質的向上を図る。
(2)公開された、公平かつ公正な証券市場の秩序を整える。
(3)監督管理や違法行為の取り締まりを強化する。
(4)制度整備を中心とする証券市場インフラを強化する。
(5)投資者、特に個人投資者の利益を保護する。
(6)株式市場に長期間蓄積している問題を解決する。
「人民網日本語版」2005年3月15日
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