三大経済圏の都市間鉄道、国務院が計画を原則承認

 

国務院常務会議は16日、北京市・天津市・河北省を含む環渤海地域や、長江デルタ、珠江デルタの都市間鉄道網整備計画について報告を受け、原則承認した。

会議では、これら3地域は国内で最も経済発展への活力があるという認識で一致。輸送ニーズの急速な高まりに応え、資源の節約と環境保護に配慮した現代的な輸送システムを構築し、地域経済の一体化を早めるため、同計画のプランニングや実施を推進するのは必要であるとの見方が示された。

関係する地域や部門に対しては、総合的計画、合理的計画、地域に適した方法、段階的な整備を行うよう求めている。その上で、実施に当たっては(1)既存の交通機関を十分に活用し、各輸送方式の総合的効率を重視する(2)技術導入と自主開発を並行し、設備の国産化推進に力を入れ、都市間鉄道網の設備水準を向上させる(3)土地の集約的利用、設計の最適化による最大限の用地節約と環境保護に努める――の3点を求めている。

                     「人民網日本語版」2005年3月17日