中国民用航空飛行学院を卒業し、中国民用航空総局の英語試験に合格した蔵(チベット)族で初めてのパイロット5人が、中国国際航空西南分公司(支社)に正式に入社した。蔵族出身の大卒パイロットが国内の航空会社に採用されるのは今回が初めて。同分公司がこのほど明らかにした。
同分公司は2001年6月、応募した蔵族の大学生300人余りから6人をパイロット候補生として採用。6人は中国民用航空飛行学院に派遣され、輸送機の操縦を学んだ。現在、すでに5人が中国民用航空総局の英語試験をパスして飛行学院の卒業証書を手にし、正式に同分公司のパイロットの一員となった。5人はこれから、飛行機の操縦という夢の実現に向け、引き続き大量の訓練を受けることになる。
同分公司の飛行訓練責任者によると、パイロットが副操縦士になるまでには飛行時間100時間以上、第一副操縦士になるまでには、飛行時間300時間以上が必要となる。機長になるには飛行経験のほか、高い飛行技術が必要だ。蔵族初のパイロットらが進む道のりはまだ長い。
「人民網日本語版」2005/03/21
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