2005年9月に、「2005年中国インターネット大会」が北京で開催される予定である。これは中国大陸部、中国香港、中国台湾のインターネット業界の初めての協力と見なされ、「地域協力を拡大し、インターネット産業の発展のチャンスを生かそう」をテーマとすることになっている。
中国のインターネット産業には2001年以降落ち込みが始まり、2002年には不況に陥ったが、2003年以降また復活し、2004年以降景気は回復した。当面、中国のインターネット産業は新たな発展のチャンスを迎えている。1995年におけるインターネットのインフラ整備の高まり、1999年におけるウェブサイトの応用・創設の高まり以来、今回は第三次発展期と見られている。
先般、中国大陸部・中国香港・中国台湾省のインターネット企業のエリートやエキスパートたちはこのほど開催された「第四回中国インターネット大会」の新聞発表会に参加した。中国インターネット協会の副理事長である高新民氏は「当面、インターネットの発展には新たな発展の趨勢が見られる。中国におけるブロードバンドの使用者数は世界でトップとなっている。オンラインゲームはインターネット分野で収益の最も高い分野となり、eビジネスも始動している。無線技術の応用にも発展を見られる。2005年の初め頃にインターネット産業のM&A(買収・併合)案件は、インターネット産業の調整期が差し迫り、地域協力と産業融合が次の発展段階の中心課題となることを示している」と語った。
香港特別行政区と台湾省のインターネット業者は三地域の相互提携について強い自信を持っている。台湾省台北県コンピュータービジネス同業労働組合の陳芬玉総幹事は「インターネットを通して、台湾省と中国大陸部との交流を強化すること」を願っている。ESRI中国(香港)有限会社のケ淑明副主席は「大陸部と香港は手を携えて、国際市場に進出するよう願っている」と語った。
「2005年中国インターネット大会」は「協力・商談」を重点として、「国際インターネット産業の協力・商談会」、「アジア・太平洋地域におけるインターネット産業ハイレベル交流・協力円卓会議」、「アジア・太平洋地域デジタル・アミューズメント・サミット」など十いくつものシンポジウム、ブランド品展示エリア、電信運営、インターネット・セキュリティーを含む八つの展覧エリアが設置され、商談エリアも増設し、三地域およびアジア・太平洋地域の代表たちに交流の場を提供している。
「チャイナネット」 2005/03/24
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