外交部報道官、繊維貿易摩擦は保護貿易政策が原因

 

外交部の劉建超報道官は22日の記者会見で、中国製繊維・衣料品をめぐる欧米諸国との貿易摩擦問題について、輸入国側の保護貿易政策が原因であると指摘した。記者との一問一答は次のとおり。

――繊維・衣料品貿易問題で、中国と欧米諸国との関係がまた緊張してきた。この問題において、中国が将来直面する問題は緩和すると思うか、それともさらに深刻なものになると思うか。

われわれが今考える繊維・衣料品貿易問題の主な原因は、欧米の主要輸入国による繊維・衣料品一律化プロセスにおける不合理な措置と過保護である。現在の繊維・衣料品貿易の問題をたやすく輸出国側、特に中国製繊維・衣料品輸出の責任としてなすりつけるのは道理のない話だ。中国は一貫して対話と協力を強化し、優位なところを補い合い、共同発展の目的を達成することが、貿易摩擦を解決する効果的な道筋であると考えている。われわれは積極的かつ友好的な対話と協議を通して、関連問題が少しずつ解決され、悪化しないことを信じている。

                      「人民網日本語版」2005年3月23日