中国、10海域の油田で外資受け入れへ

 

中国海洋石油総公司は21日、今年は近海の10海域で外国企業との油田開発協力を進める計画を明らかにした。

外資を受け入れるのは、渤海湾・南黄海海底盆地・東中国海海底盆地の各1海域、南中国海東部の4海域、南中国海西部の3海域で、水深10〜200メートル、総面積6万6666平方キロ。東中国海海底盆地を除き、すべての海域に試掘油井がある。また、これら全海域について、地震調査による海底地質資料が揃っている。投資を検討する外国企業は、中国海洋石油総公司が提供する試掘油井や地震調査の資料を参考に、商業価値を判断できる。

中国海洋石油総公司は、中国近海における海外との共同調査、資源採掘、石油・天然ガス販売の独占経営権を保有しており、外国企業が中国近海での石油・天然ガスの採掘事業に参加する場合、同社との協力が必要になる。

                     「人民網日本語版」2005年3月23日